令和 6 年度半期決算を迎えるにあたって
日頃より、長岡京市市民活動サポートセンターの活動に、ご理解・ご協力を頂きまして、ありがとうございます。
さて本日は、以下の 2点 につきまして、主に市民活動サポートセンター(以下、サポセン)に登録して頂いております団体の皆さまにご報告をするために、この文書を作成しています。
- 「業務改善計画」の進捗状況
- 長岡京市から受けているモニタリングの中間評価結果
「業務改善計画」の進捗状況について
長岡京市よりサポセンの指定管理を受けている「一般社団法人市民活動ネットチーム長岡京(以下、当法人)」では、令和 5 年度に発覚した「不適切な会計処理」を巡り、登録団体及び関係各所に多大なご迷惑をおかけしたことを、ここに改めてお詫び申し上げます。
それを受け、
- 経緯
- 指摘を受けた業務改善点
- 今後の改善内容
- 今後の組織改編
の 4点 を柱とする「業務改善計画書」を策定し、サポセンの運営に取り組んでまいりました。
ここでは、指摘を受けた業務改善点ついての現状をご報告することで、業務改善計画書の進捗状況について共有させて頂きます。
指摘を受けた業務改善点について
帳簿類の整理
当法人ではこれまで、単式簿記による会計処理を行っていました。これを複式簿記による会計処理に改め、また会計ソフトを導入することで、日々の現金や預金を常に管理出来る状況を作りました。また一部で曖昧なところがあった仕訳科目についても整理することで、より明確に経費の分類を実施しています。不備が指摘されていた領収書に関しても、本年度からはその収集・管理を徹底し、中途半端な会計処理を行えない体制を構築しました。
人件費の適正な支出(特に事務局長に係る給与等)
前事務局長の人件費について、「とりあえず、月12時間をつけていい」などの説明が困難な支出がありました。現事務局長に関しては、当法人の理事を兼ねていることから時給計算をせず、一般社団法人の役員報酬の考え方を採用して、役員報酬の形で月額を固定した形での支給に変更しています。
自主事業とそれに係る収入についての整理
今年度に関しては、「法人の事業」と「サポセンの事業」の境界線が曖昧になる可能性があることから、法人としての自主事業の実施を見送る方向で運営しています。
勤務時間中に元理事長が所属する団体への作業の実施
特定の団体が優遇されることのないように、各種運営については細心の注意を払っています。またこの問題は、登録団体の代表でありながらサポセンの代表を兼任するという、サポートをする人がサポートされる人を兼ねていたことが原因の一つといえます。現在の当法人の代表理事はサポセンの登録団体の方ではないので、特定の団体への作業の実施という状況は生まれない環境となっていることも、併せてお伝えいたします。
団体の運営体制の健全化
サポセンの指定管理を受けている団体として、運営体制の健全化に向けた改革を実施してまいりました。以下に、長岡京市から受けているモニタリングの中間評価結果を掲載しておきます。第三者の目、そして管理する側から見た当法人の改善状況をご覧頂けますのでご参照頂ければと思います。
長岡京市から受けているモニタリングの中間評価結果
当法人では、長岡京市からのモニタリングを通じて、昨年度末に提出した「業務改善計画書」の進捗状況の確認をして頂いています。また 2024 年 10 月には「中間評価結果」を頂き、当法人としては非常に高いご評価を頂いたと考えております。もちろん、まだ着手し始めたばかりのものや、それに伴なって未達成のものも一部にはありますが、サポセンの業務の中でも大きなウェイトを占めている「相談業務」については、
「補助金申請の事前相談などを中心に、かなり質の高い相談が増えている」
とのご評価を頂きました。今後も、これらの評価された「質」の部分が低下することのないよう、そして未達成の部分に関しても早急に実現出来るよう、最大限の努力をして参ります。
最後に
最後になりましたが、これまでの組織体制を改め、名実ともに「開かれたサポセン」を目指して業務に邁進して参りますので、今後とも長岡京市市民活動サポートセンター及び一般社団法人市民活動ネットチーム長岡京を、よろしくお願い申し上げます。